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自分の町を知る

2021/12/28

住めば都、自分の想いが込もる町

みなさんはどんな場所に住んでいますか。

都会、地方、そんな括りだけではありません。歴史を感じたり、空気の住んだ場所だったり、人との繋がりが強い町だったり。その土地に根付く風合は表現は難しいかもしれませんが、非常に個性的なものだと感じています。

僕はこれまで自分が住んできた町はどれも素晴らしい土地ばかりでした。住めば都という言葉が昔からありますが、本当にその通りだなと感じることが多かったのです。

今回は、そんな町の話と僕の町に対する考えの一端をまとめていきます。

地元の話

僕は大阪府高槻市という土地で生まれました。高槻市は大阪府の北摂地域に位置し、人口は35万人の市です。

高槻って意外と文化の町なんです。古墳があったり、駅から1-2km圏内には城下町を感じさせる通りがあったり、今でも毎年催事があったり(コロナの影響で昨年とかはなくなっているかも知れませんが)。外から訪れることはないけれど、住んでいる人視点からは楽しい町、そんなところでしょうか。

実際高槻市は京都、大阪の中間地点に位置しているのもありベッドタウンとしての印象がございます。

僕はこの町で生まれ、22歳までずっと住んでおりました。

住み心地がいいのか、友人もずっと高槻に住み続けている人も多くいますし、一度市外に出たけどすぐに戻ってくる人も結構います。

今住んでいる土地の話

ずっと住んでいた高槻市を離れ、今は兵庫県西宮市に住んでいます。

夙川というエリアで桜の名所でもあります。

毎日名所である夙川公園という場所を通るのですが、非常に気持ちがいい。

そんなゆったりとした土地です。

西宮市ってなんだか公園が多いんです。

一つ前の住居も西宮市だったのですが、そこの周辺は公園がいくつも、そしてそれぞれが結構な大きさでした。

子育てをする方にとってはとても良心的な町なのかも知れませんね。

今住んでいる場所で言うと先ほど記載した夙川公園、さらに少し歩くと西宮浜という綺麗な浜があります。西宮浜の少し奥に行くと、サーファーカルチャーというか、若者カルチャーというか、そんな場所が突如として現れます。

ゆったりとした雰囲気とそういう激しいカルチャーが混ざり合っているのがとても魅力的です。

地元と今の町の共通点

今住んでいる西宮市と、生まれ故郷の高槻市。離れてはいるけれど、個人的に共通する良さがたくさんあります。それは表面的なものから、実際に住んでみてわかるようなニュアンスの部分まで。

高槻市と西宮市のと共通点、一つは「都市との関係性」です。

高槻市は大阪梅田と河原町のちょうど間に位置していて、阪急沿線ならどちらもほぼ同じ時間で行くことができます。

西宮市も神戸と大阪梅田の間に位置していて、どちらもアクセスしやすい状態にあります。

ただ住み心地がいいだけでなく、こういうアクセスの良さってやっぱり魅力的ですよね。

もちろんそれだけじゃありません。

個人的に一番近しいなと思う部分は「住む場所」であるということです。

何を当たり前をって思うかも知れませんが、ここに尽きるんです。

町の賑やかさと静かさのバランス、目立ちすぎないけどしっかりと存在する町の特徴。

そのどれもが「住む場所」としての共通点を感じます。

自分の中での町の魅力

自分はどんなところに町としての魅力を感じているのだろう。

この記事を書いていく上で見えてきました。

きっと僕は都会だったり、キラキラしていたり、刺激が多い町ではなく、少しばかりの風情と気持ちが落ち着く場所というのが大事なようです。

この記事を読んでいるみなさんが魅力に感じる町ってどんな特徴を持っていますか?

少しだけ考える時間を作ってもらえると嬉しいです。

どのタイミングで自分の町と感じるのだろう

ここまでずっと自分の町のことを話してきましたが、そもそも「自分の町」ってなんでしょう。僕の場合、故郷と今住んでいる場所では「自分の町」と感じるタイミングって全く違うものでした。

故郷は言葉の通り、生まれ育った土地のことを指しています。対して、「自分の町」は自分が主体性を持って住んだ土地のことです。それは自分が住みたい、自分の進路を叶えるために住んでいる土地、理由は様々でしょうが、個人の意志で住んでいる土地のことです。

まとめ

地方、ローカルの仕事をしているとそもそも「地方ってなんだ?」、「町ってなんだ?」って考えることが多いです。今回はその派生で自分の町の話をしましたが、一度自分の環境を丁寧に考え直す機会を作るのは大切なことだなと感じました。